加藤尚人(かとう なおと)「蒔絵工房五兵衛」
ーープロフィール
出身 秋田県湯沢市川連町
「蒔絵工房五兵衛」の八代目。
2003年加藤五兵衛、加藤一衛に弟子入りしたのち、川連の蒔絵師として新旧様々な技術と技法を組み合わせて制作。
漆とガラスという新たな組み合わせに挑戦し、次々と漆の可能性を追求。
2010年より川連漆器の若手グループ「漆人五(四)人衆」のメンバーとしても活躍中。
ーー川連漆器とは?
川連漆器は秋田県南部の湯沢市川連町で作られた漆器である。
特徴は堅牢で丈夫な作りで、およそ800年前の鎌倉時代、家臣の刀のさや、弓、鎧などに漆を塗ったのが始まりと言われている。
江戸時代後期には椀・膳・重箱など幅広い漆器が作られるようになり、沈金(漆を削りその溝に漆を塗り金や銀粉を定着させる)・蒔絵(漆を載せた筆で直接描写し金や銀粉を定着させる)などの装飾の基板も大きく築かれていった。
PICK UP!
ーー蒔絵グラス 秋田シリーズ
秋田にちなんだ絵柄が描かれた川連蒔絵のグラスです。全部で五種類あり、秋田犬・花火・かまくら・竿燈・なまはげなど秋田の行事や名産が描かれています。ふんだんに金粉を使い漆筆で一つ一つ丁寧に遊び心のある絵柄で描写されています。
飲み物を入れると模様が広がり、冷たいお茶や日本酒に最適です。グラスの底には滑り止め加工がされており使いやすさにこだわっています。