齋藤國男(さいとう くにお)「漆芸工房 齋藤」
ーープロフィール
出身 秋田県由利本荘市
秋田市の漆芸工芸品「生駒塗」の工房で40年間技術を磨いたのち、「漆芸工房 齋藤」を設立し「秋田塗」の制作を始める。
研ぎ出し技法を筆頭に螺鈿・卵殻等様々な技法で多様な作品を作る。秋田で作る漆ー「秋田塗」を次世代に繋げるのを期待して、ワークショップなども開いている。
平成20年度(2008年)卓越技能者表彰(現代の名工)。
ーー秋田塗とは?
昭和初期から戦後まで秋田市出身の加納民太郎氏によって作出された漆器。
現在は、齋藤國男氏が「秋田でつくられている漆器」として「秋田塗」を製作。
研ぎ出し技法をメインに彩漆、螺錮、卵殻、金粉等様々な技法を組み合わせ多彩な漆器を作り上げている。
「漆芸工房 齋藤」では箸の研ぎ出し体験を行っている。
PICK UP!
ーー茶筒(螺鈿・卵殻)
螺鈿(貝片による装飾)と卵殻をふんだんに使った見てて飽きない茶筒となっています。デザインに合わせて梨地粉も使われており、透明感とつやが際立つ仕上がろとなっています。全部で三つパーツがあり、本体・中蓋・蓋で構成されている。
茶葉やコーヒー、お菓子や小物入れなどにもお勧めです。